炭火つるし焼豚釜のステンレス素材がすべて「SUS304」な理由
今日は「炭火つるし焼豚釜」に使用しているステンレス素材がなぜ、
すべてSUS304(さすさんまるよん)なのか?についてお話しましょう。
「汚れ(Stain)」と「無い(Less)」を合わせて名付けられた「ステンレス」。
その種類はJIS規格鋼種だけで70種以上も!というのも驚きですが、
見ただけでは違いがわからないんですよこれが。
その中でも食品関係設備に使われることの多いのが、SUS304とSUS430。
SUS430は、18%のクロムを含むステンレス鋼。ニッケルは含みません。
SUS304は、18%のクロムと8%のニッケルを含むステンレス鋼。
ステンレス製品に「18-8ステンレス」って表示、よく見かけますよね?
「これは18%のクロムと8%のニッケルを含むステンレス鋼」という意味、
つまり304だということ、ご存知でしたか?
クロムを合わせることで表面に保護力の強い酸化膜を生成し、
耐食性(腐食に耐える力)が強くなる、つまり錆に強くなります。
SUS304はさらにニッケル(粘りと強度を高める特徴がある)を含むため、
SUS430より耐食性、強度等に優れ、より錆びにくい特徴があります。
磨いたときの光る輝きも304はピカいち!というビジュアルも大きな魅力。
レアアースのニッケルを含む分、SUS304の価格は多少高くなりますが、
長期間衛生的に使用できるため食品を扱う多くの工場・飲食店で採用されています。
つまり、「炭火つるし焼豚釜」を長い年月ご使用に耐えうる、より良いものにするために、
耐食性(錆びにくい)
耐熱性(高熱でも溶けにくい)
耐酸性(劣化しにくい)
この3点でより優れた304のみを使用することにしたのです。
すべてはお客様(焼く人と食べる人)のために!(これはマジです)
さらに丸洗いしやすい構造にこだわったのも、
清潔を保ちやすく衛生的にご使用いただくため。
原価率は少々高くなりますが、その分は製造工場直売に
させていただくことでコストカットを図りました。
うちの焼豚釜で、焼く人も、食べる人も笑顔になるといいなあ。
ちなみに、304か430か見分ける簡単な方法を。
磁石にくっつくのが430、つかないのが304です(例外もあるかも)。
「焼豚釜ってどんな焼き上がりになるの?」
と思われたら、無料お試しに是非おいで下さい!
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